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高床式ハイブリッド防災住宅 TAKAYUKA

                   

 

 

 

 


 

 

コンセプト

 

 

 

 


 

防災の知恵

 

雪国の住宅では1階をコンクリートで造り、2階から木造で造る混構造という建て方があります。玄関も2階に設ける特徴的な住宅は1階が埋もれてしまうほどの雪が積もる豪雪地域ならではの知恵ですが積雪の少ない地域でも昨今の豪雨による浸水が懸念されています。特に私たちが暮らす足立区、北区、葛飾区にとっては身近な問題です。こうした問題を解決して安心して暮らしたい。そんな想いから防災を考えた時、雪国の知恵から多くの利点が得られると考えました。

 


 

水害に備えて

 

 

 

1階が強靭な鉄筋コンクリートのTAKAYUKAの階高は3.8m。(ここでは地面から2階の床までの高さ)2階の床が浸かってしまうほどの3.5mの高さの浸水でも2階に水回りを設けることで被害を最小限に食い止め生活空間を確保することが可能になります。しかし、一般的な住宅の階高は3.1m程度。もし、このような水害が実際に起った場合、一般的な建物は2階も床上浸水となり、さらに木造の場合は水に浸かってしまった構造体や断熱材の性能劣化が起こる懸念があり暮らしそのものに大きな被害を受けてしまいます。しかしTAKAYUKAは暮らしへの影響を最小限に抑え、浸水による構造体の影響を受けません。

 

 


 

震度7の地震も耐える

 

 

大きな地震で建物に影響を強く受けるのは1階ですが、TAKAYUKAは柱のない壁式鉄筋コンクリートです。コンクリート造でも在来工法と呼ばれる柱や梁のドイツ語で「ラーメン」と呼ばれるフレーム形状ではなく、壁と床の面で構成されたモノコック形状の壁式鉄筋コンクリートは地震の揺れや建物にかかる力を効率よく分散するため、より屈強なコンクリート造といえます。そのコンクリートの上に乗る木造の2階部分は2階でありながら木部の階層数は平屋と同じ1階、つまりは平屋住宅と同じ安定性があるといえます。

 

 


 

被災後に差がつく

 

 

 

私たちが考える防災とは、一般的な災害予防のみではなく災害復旧までを「防災」と考えます。災害を未然に防ぐ被害抑止、被害の拡大を防ぐ被害軽減や、被災からの復旧まで含め、想定される地震、浸水から家を守ります。

 

 


 

コンクリートの高い遮音性

 

 

遮音性は物質の質量が重いほど効果が高まりコンクリートの重量は木造の5倍にもなります。TAKAYUKAの遮音性能は-50dB、沿線の車の音や工事の音、近隣の生活音など、さまざまな騒音の中でも室内では静かで快適な空間が安らぎを与えてくれます。

 

また同様に室内の音が外部に漏れにくいためシアタールームなど活用の幅と楽しみが広がります。実際に音楽教室をされているお客様から防音工事も音響工事もせずに済んだと大変、満足していただいております。

 

 


 

コストメリット

 

 

足立区など地盤の弱い地域で2階建て以上の建物すべてを鉄筋コンクリートにした場合、杭工事が必要になり地盤に木造住宅を1軒建てれてしまうほどの費用がかかってしまう場合があり、現実的とは言えません。コンクリートのメリットでありデメッリットでもある、重いという事が地域によっては一概に良いとは言えないケースです。TAKAYUKAは2階を軽量な木造にすることで重量バランスを解決し、木造と同程度の地盤改良で済みます。これにより大幅なコストメリットとコンクリートと木造の優れた性質を両立することになりました。

建てた後のメンテナンスコストも木造で建てた場合に比べコンクリートの耐用年数47年は木造22年の2倍以上あり約半減します。そして、元々、壁式鉄筋コンクリートと木造をご提供してきた私たちには多様な経験と蓄積を活かし、諦めてしまっていたコンクリート住宅と木造のハイブリッド防災住宅TAKAYUKAをお勧めします。

 

 


 

第三者機関によるチェック

 

 

TAKAYUKA鉄骨や鉄筋コンクリートと同様に一邸一邸、構造計算を行った上で第三者機関による厳正なチェックを受けます。木造の場合、2階建て程度では設計者の裁量に委ねられ第三者機関の構造のチェックはありません。TAKAYUKAはその分、設計と施工に精通していなければなりません。

木造住宅                        鉄筋コンクリート住宅

 

 


 

専門家の評価

 

水害防災のスペシャリスト」

土屋 信行 工学博士 

元東京都江戸川区土木課部長

公益財団法人リバーフロント研究所 審議役

八ッ場ダム建設・宮城県女川町復興に従事され、著書に「首都水没」「水害列島」新書「災害列島の作法」を執筆

メディアや多方面で水害防災についてご講演されています。

 

東日本大震災の時には多くの建物が流されてしまいました。岩手県の大船渡市の様なリアス式海岸の沿岸は複雑に入り込んでいるため津波の勢いは打ち消され、海水面がじわじわ上がります。しかしここでも多くの木造建物が流されてしまいました。ここでの建物は津波の勢いで流されたのではなく、ある一定の高さ、2mを超えて家が浸水した時に浮力で持ち上げられ流されてしまいました。その一方で鉄筋コンクリートの多くは流されずに残りました。そのことから1階を鉄筋コンクリートでピロティーや耐水壁形式にした建物を提唱しています。そして肝心なことはハザードマップです。皆様がお住まいの地点で想定される浸水深さより2階の床を高くして居住空間を確保できる建物が水害において重要です。オバタ建設さん(すのままハウス)は正に提唱している防災住宅を民間で既に進められていることに感銘を受けました。行政では災害時の対策や整備を行っていますが完成までに30年40年掛かる計画です。降水雨量は年々増加し水害は毎年どこかで大きな被害が起こっています。その為、個別に備える防災住宅は「TAKAYUKA」をおすすめします。

 

 


 

コンセプトプラン

 

 

 

 

TAKAYUKAは諦めてしまっていたコンクリート住宅への夢と災害への不安に木造を取り入れ、住まいについて安心と安全を考えた住宅です。詳しくはお気軽にお問い合わせください。